さて、初めてのニュージーランド旅行へ行くぞ、というときに、渡航前に必要な準備のうち、書類等での手続きが必要になる可能性がある準備に関して、ご紹介したいと思います。時間がかかるものもあるので、ニュージーランド旅行が決まったらすぐ、準備が必要かどうかチェックして見て下さいね。
パスポートの残存有効期間の確認
ニュージーランドへの渡航には、有効期限が切れていないパスポートが必要です。通常、パスポートの有効期限は、ニュージーランドに渡航後の日本への帰国日から起算して3か月以上の残存有効期間が必要となります。パスポートは更新の申請から約1週間から10日ほどで受取が可能とのことですが、旅行が決まった際、有効期限が迫っている場合には、早めに更新をしておくと安心です。
ビザ(査証)の取得
ニュージーランドに渡航する際には滞在可能なビザを取得する必要がありますが、旅行や休暇でニュージーランドを訪れる場合、ビザ免除協定対象国の国民であればビザを取得する必要はありません。日本はこのビザ免除協定対象国なので3か月までの滞在に対してビザの取得が免除されます。
その他、ワーキングホリデーであればワーキングホリデービザ(18才～30才までで1年間の滞在に限る)、働くための渡航であれば就労ビザ、学校での勉強を目的とした渡航であれば学生ビザが必要となります。詳細については、ニュージーランド移民局のページをご確認下さい。
NZeTA(電子渡航認証)の取得
旅行や休暇でニュージーランドを訪れる場合はビザを取得する必要はないのですが、渡航前にNZeTA(電子渡航認証)を取得しておく必要があります。NZeTAは、ニュージーランドへの短期滞在を目的とする外国人旅行者がオンラインで申請する必要がある電子渡航認証です。ニュージーランドへの観光、ビジネス、トランジットなどの目的で最長90日間滞在する場合に必要です。
NZeTAの申請には、基本的な個人情報の提供、滞在目的や健康上の質問への回答、渡航条件や規則の承認などが含まれます。申請はオンラインで行われ、通常は申請から72時間以内に承認されますが、必要に応じて審査に時間がかかる場合もありますので早めに準備をしておきましょう。
NZeTAの申請には申請料(現在17ドル)が必要で、更に申請時に国際観光税（International Visitor Conservation and Tourism Levy (IVL)）としてNZ$35が必要となります。申請時には、有効なパスポート情報や滞在計画、航空券の情報などが必要です。
NZeTAを取得することで、ニュージーランドへの短期滞在が容易になりますが、申請には余裕を持って時間を確保し、正確な情報で申請・取得を行ってください。詳細についてはニュージーランド移民局のページでご確認下さい。
海外旅行保険への加入
ニュージーランドへ旅行に行く際には、海外旅行保険への加入が非常に重要です。海外旅行保険は、予期せぬ緊急事態や医療費の支払い、旅程の変更、荷物の紛失などの不測の事態や急な出費に備えて必要ですが、特に、航空機遅延や受託手荷物の紛失、遅延、携行品損害についてはオプションでの追加となる場合もありますが、あったほうが安心といえます。
まず航空機遅延や受託手荷物の紛失等については、購入した航空会社で一定の補償を設定している場合もありますが、海外旅行保険でもカバーされるようにしてあると安心です。日本から乗継便などでニュージーランドへ来る場合の航空機遅延や、受託手荷物の紛失、遅延を経験した方は少なくないかと思います。遅延の際の宿泊費や次の便への振替費用等、海外保険の内容によっても補償の範囲は異なりますので確認をして加入しましょう。
ニュージーランドでは、ハイキングやトレッキング、ツアーへの参加などアクティビティをすることが多くあるかと思います。そこには、カメラやスマートフォン、ハイキングギア、お財布などの紛失や盗難、損傷が起こる可能性がたくさんあります。海外旅行保険には旅行中の荷物や貴重品の紛失、盗難、損傷に対する補償も含まれますので、海外旅行保険に加入して旅行中の不測の事態に対処し、安心して旅行を楽しめるようにしておきましょう。
医療については、ニュージーランドでは、公的医療制度が提供されているため、ACC(Accident Compensation Corporation)という制度によってニュージーランド滞在中の怪我などに伴う治療費の一部や補償金を国が負担する制度があります。それ以外の専門医を伴う治療等には高額な医療費がかかる可能性があります。海外旅行保険を持つことで、医療費や病院への入院費用、救急医療、航空救急サービス、通訳費用、交通費などをカバーしてくれます。
海外旅行保険に加入する際にはポリシーを注意深く確認し、カバーされる範囲や免責事項を理解することが重要です。また、旅行中の緊急連絡先や保険会社の連絡先を携帯することも忘れずに行ってください。ニュージーランドでの旅行をより安全かつ快適に過ごすために、適切な海外旅行保険の取得をお勧めします。
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