ニュージーランドへ渡航前に必要な準備のうち、パスポート申請や海外旅行保険などの手続きに関する準備について、前の記事でご紹介しました。今回の記事では、ニュージーランド旅行について事前に調べておいたほうがいいこと、現地についてから安心して旅行をするための下準備をご紹介します。
旅行に必要な持ち物
ニュージーランドを旅行する人々は短くても5日～1週間、長くて2週間から1か月の時間をとって旅行します。そしてニュージーランド旅行中は移動も多いことから、旅行に必要な持ち物を事前に確認して、出来る限りコンパクトに荷物をまとめておきましょう。こちらがニュージーランド旅行に必要な持ち物です。
必須アイテム！
- パスポート
- 航空券のEチケット(スマートフォン内でもOK)
- NZeTAの取得
- 現金及び海外で利用可能なクレジットカード
- 海外旅行保険
- 変換プラグ（変圧器）
おすすめアイテム！
- 日焼け対策（日焼け止め、帽子、サングラス、日傘など）
- 雨合羽
- カメラ
- 歯ブラシ＆歯磨き粉
- 虫除けスプレー＆痒み止め
- 胃腸薬、風邪薬、酔い止めなどの常備薬
- ポケットWi-Fi
- 酔い止め
- ポケット携帯チャージャー
- お買い物バッグ
- 重ね着ができる服（薄手のダウンやカーディガンなど）
どんな服装をしていくべきか
ニュージーランドは南半球の国なので、日本とは真逆の季節です。例えば、7月はニュージーランドでは冬であり、朝晩の気温はオークランドではだいたい5度前後で、最高気温でも17度前後です。夏は、日本のような湿気がなく、比較的カラッとした乾燥した暑さで、最高気温は25度から30度程度です。
ニュージーランドの天気は、1日の中で晴れや曇り、雨など気候が変わりやすいのが特徴で、季節によって特定の服装が必要とされることはありません。冬でも晴れた日には、半袖、ビーチサンダルの人も見られます。
ニュージーランドを訪れる際の服装のポイントは、『軽量なもの』、『重ね着ができるもの』、『着脱が容易なもの』です。Tシャツやカットソー、冬季には薄手のダウンやセーターなど、気候の変化に対応できる服装がおすすめです。荷物が多くなることを心配する方もいるかもしれませんが、ニュージーランドにはユニクロのような手頃な価格の店舗もありますので、必要なアイテムはそちらで購入することもできます。
その他、ちょっとしたパーティに参加する予定があればサマードレスやカジュアルフォーマルな服を、海やプール、温泉へ行く予定があれば水着を持っていくなど、旅行先での予定に合わせて服を選んでください。
旅行中の移動手段
ニュージーランドに到着してからの移動手段としては、公共の交通機関（路線バス、電車、長距離バス、空港シャトルバスなど）、タクシー（Uber含む）、レンタカー、そしてドライバーガイドによる専用車などがあります。
これらの選択肢を見ると、比較的便利に移動できるように感じますが、それぞれの手段にはメリット、デメリットがあります。路線バスは安価ではあるものの主要都市内のみの運行に限られていたり、電車はオークランドやウェリントンでしか利用できなかったり、また長距離バスも限られた区間や曜日しか走っていなかったりします。
個人的には、自由に効率的にニュージーランド内を移動できるレンタカーがおすすめ。ニュージーランドの交通ルールは日本とほとんど同じで、道路も比較的シンプルなので（山岳地域を除く）、普段運転している方であれば問題なく利用できると思います。だいたいのホテルには駐車場があるので、滞在する都市の空港で受取・返却をすれば利用が楽です。
海外での運転に自信がない方、運転免許を持っていない人でも、各都市間の長距離バスを利用すれば、観光スポットを巡ることができますので安心してください。皆さんの旅行計画や希望する場所に合わせて、最適な移動手段を選んで、事前に予約をしたり出発時間や出発場所を確認しておいたりすることで、現地であわてることがないようにしてくださいね。
現地での支払い方法
ニュージーランドでは、クレジットカード(在住民はEftposというデビットカード)が一般的に広く利用されていて、主要な国際ブランドのクレジットカード（Visa、Mastercard、American Expressなど）であればほとんどのレストラン、ホテル、店舗で利用することができます。※JCBは大きなスーパーや日本のお土産屋さん以外は、利用できない場合が多くあります。
また、ニュージーランドの多くのATMでも、国際ブランドのクレジットカードを使用して現地通貨（ニュージーランドドル）を引き出すことができます。ただし、一部の小規模な店舗や地方の施設ではクレジットカードが受け入れられていない場合があったり、クレジットカードを利用した場合に手数料が徴収される場合もあるので、現金を持ち歩くことも忘れずに心がけてください。
また、ニュージーランドでのクレジットカードの利用に際して、海外旅行保険や購入保護、ポイントプログラムなどの付帯サービスや利用金額の上限がある場合もありますので、事前にカードの契約内容を確認することをおすすめします。
行きたい飲食店などの営業情報
日本では、クリスマスなどの祝日はレストランで外食しよう、となることが多いかと思いますが、ニュージーランドでは祝日は仕事が休みなのはもちろんのこと、レストランやスーパーマーケットなど、休業しているところがたくさんあります。公共バスや商業施設は営業されていても、営業時間が短縮されていることもあるので、事前にウェブサイトで確認が必要です。
特にレストランでは祝日に閉まっている場合や、営業していても追加料金（サーチャージ）が発生することが多いです。これはホスピタリティー業界で、従業員を祝日に働かせる場合、通常よりも多く給料を支払わなければならないと国の法律で決められているためです。
他の祝日に比べ、営業を行わないお店が増え、また営業していても営業時間が短縮される傾向があるので、行きたい飲食店やスーパーマーケット、その他のお店などの営業時間などの情報は事前にチェックしておきましょう。
絶対に体験したいアクティビティのチェック＆予約
日本人に人気のハワイや韓国、タイといった海外旅行先に比べたらまだまだニュージーランドは小さくて知られていない渡航先ではありますが、現地で人気の日帰りツアーやアクティビティは、クリスマスシーズンや年末年始、ゴールデンウィーク、イースターホリデーなどの繁忙期は特にとっても混み合います。
人気のアクティビティには、ミルフォードサウンドのクルーズやテカポの星空ツアー、ホビット村ロケ地ツアーなどがありますが、これらのアクティビティやツアーは予約が埋まりやすく、現地での直前予約だと希望の日時に参加できないことがあります。せっかくのニュージーランド旅行なので、限られた時間でやりたいことを体験できるように、事前予約をすることで自分のスケジュールに合わせて希望の日時を確保することができます。
また、事前予約をしておけば、現地での待ち時間を避けることもできます。特に観光シーズンや休日など、混雑が予想される場合は、事前に予約しておくことで待ち時間を短縮できます。一部のツアーやアクティビティでは、事前予約特典として価格の割引や特典が提供されることがあります。早めに予約することでお得にアクティビティを楽しむことができます。
事前予約をする際には、キャンセルポリシーを確認して、万が一予定が変更になった場合でも、柔軟なキャンセルポリシーを持つアクティビティを選び、安心して予約をしてください。そして事前予約をすることでスムーズな旅行プランニング、快適な旅行体験をしてください。
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